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書評

 


 
 

 
◆名前 漫★画太郎

◆生年月日 不明

◆出身 不明

◆プロフィール 1990年週間少年ジャンプ第一回GAGキング受賞「人間なんてラララ」でデビュー。

 

 
         

 
   

 
  ◇「樹海少年ZOO1」



 

 
   
REVIEW
出版社名 秋田書店 
巻数 全9巻
雑誌 少年チャンピオンコミックス
販売価格 410円

 

   
主人公は花粉症で虚弱体質でイジメられっ子
の「獣一」。
ある日、いじめに耐え兼ねた獣一自殺を試みるが、徳の高い癒し系ホームレス「タイちゃん」に止められイジメからも救ってもらう。そしてようやく獣一にも春がおとずれる。が、それもつかの間タイちゃんが秘密結社「マッキ」によって連れ去られてしまう。タイちゃんを助けるために獣一とパンチ(タイちゃんの愛犬)による愛と勇気と希望の冒険が始まる。
ギャグ漫画界の荒くれ者、漫画太郎、テクノ音楽界のアナーキスト、ピエール瀧による夢のコラボ漫画。他収録作品『銀河DJ餓鬼』(ピエール瀧作画)も必見。
 

◇「ハデー・ヘンドリックス物語」

   
REVIEW
出版社名 集英社 
巻数 全1巻
雑誌 ヤングジャンプコミックス
販売価格 680円

   
これはまだロックがいかがわしいとされていた時代のお話です。
売れないバンドマン、ハデヘンことハデー・ヘンドリックスはライブパフォーマンスとしてギターを機材に叩きつけることによって、いつも客の心をワシヅカミにしていた。
しかし彼らの1ステージのギャラは1万円、ギターは一本10万円、毎回9万円の赤字だった…。
メンバーにこっぴどく叱られたハデヘンは1度だけギターを壊さない静かなライブをするが、客は当然ブーイングの嵐。金の無い彼らは、「売れたら利子つけて返すから」という強引な理由で楽器屋に楽器を借りに行く(すなわち窃盗)そこでハデヘンは本物のロックを知る事となる。。。
こちらは短編集で計6話で構成されている。
個人的にはショ-トコント仕立ての「いやしババア」がオススメである。同じテンポでサクサクっと主人公のババアが傷付いた人々の心を救ってくれる。
 

◇「くそまん-サイテーの漫画短編集-」

   
REVIEW
出版社名 集英社 
巻数 全1巻
雑誌 ジャンプコミックスデラックス
販売価格 530円

   
『はやっとちりくそババア』
くそ太郎の授業参観にババアが行くといういたってシンプルな話がくり返されるショ-トストーリー。ババアの荒々しい登場とくそ太郎の嘆きがドンピシャ。


『家・なき子』
病気の母の手術代を稼ぐ為にススと愛犬のリュウが色々な仕事をする。こちらも1つのパターンを繰り返すスタイル(語呂命)。


『学校』
学校を舞台にしたストーリー。
「くそまん」のなかでは一番オーソドックスなギャグ漫画のスタイルといえよう。

 

◇「つっぱり桃太郎」

   
REVIEW
出版社名 集英社 
巻数 以下続刊5巻
雑誌 ヤングジャンプコミックス
販売価格 620円

   
『昔々ある所におじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯をしに行きました。おばあさんが川で洗濯をしていると川上の方から大きな桃がドンブラコ×2と流れてきました。
おばあさんはその桃を持ち帰り、おじいさんと一緒に切ってみることにしました。すると中から「オギャー×(たくさん)」と元気な男の子が出てきました。。。。』
これは誰もが聞いた事のある童話桃太郎(エピソード①)である。
画太郎版桃太郎は、暴走族の頭ジョニー(10歳)こと桃太郎2代目が、見事鬼退治をやってのけた先代のイメージの重圧により、育ての親であるジジイとババアも手がつけられないほどグレて悪さばかりしているところからはじまる。ある晩ジジイとババアは『何故ジョニーがグレてしまったのか』を話していた。そして、グレた理由が自分たちの『桃太郎だから鬼退治に行って当たり前』という無意識な重圧によるものと気付く。
次の日の朝ジジイの口から「お前もう鬼退治行かなくていいよ」と告げる。するとジョニーは……。
最後に…おもしろいものを作る時、大きく分けて2つに分かれると思う。1つは土台から自分で考えるという方法。もう1つは誰もが知ってる話を土台にし、それをどれだけ覆すかというもの。前者はオリジナルを追求し過ぎて歪みが生じてしまい腐っていくという痛々しい傾向が見られる。「時のもの」とされやすい。
後者は世の中の誰もが知ってる様々な話、常識などがある以上ネタは尽きる事を知らない。
もちろん漫画太郎は典型的な後者のスタイルである。本能でか、計画的にそっちを選んだのかは定かではないが。。。
(画太郎のことだからめんどくさかったからだけかもしれないが…)
キッカケは何であれ後者を選んだ画太郎は強い!世の中の『ベタ』が無くならない
限り画太郎は死なないのである!
画太郎先生ほんとうにほんとうにどうもありがとう!!!!
 


  レビューは画太郎ファンサイト運営者rimocon@さんにお願いしました。


「漫☆画太郎は面白い!」


壊れの美学があるとする。最初から「壊れたもの」を人工的につくりだしたとしても格好良くない。最初はしっかりした物を作ったほうが良い。それがよりしっかりとした物なら壊した時に、爽快感や面白さがありそこに<壊れの美学>もある気がする。
今、沢山のギャグ漫画がある。最初から「壊れたもの」をつくりだそうとしているようだ。しかし漫★画太郎は最初にしっかりとしたものをつくる力がある。短編集「画太郎先生ありがとう」に漫★画太郎のしっかりとしたストーリー作りの力が伺える。「珍遊記」、「まんゆうき」、「地獄甲子園」も最初はしっかりとしたストーリーがあってもおかしくない。
しっかりとしたストーリーをつくる、又はつくれる力がある。そしてつくったらそれを壊す。そこに壊れの良さがある。そんな壊れの良さ、壊しっぷりの良さを持っているのが漫★画太郎

「時代をかえった珍遊記=漫☆画太郎総論」 

<センスをみせつけた珍遊記>


珍遊記が連載されてから明らかにギャグマンガが増えた!「稲中」「モンモン」「王ロバ」「まさるさん」など


珍遊記以降のギャグマンガは<感覚ギャグ+絵があらいのが特徴的>。


<感覚ギャグ>は①作品全体を通してのストーリーが無い。
②センスが時代にうまく合ったことによって生まれるギャグのため「感覚の合わない人には全くわからない。」の2つの特徴が大きくみられる。


<絵があらいギャグマンガ>はギャグといっても重点はストーリー。
まきばおー」や「りーだーたけし」のことだ。昔のジャンプらしく熱くて勢いのある漫画。
こちらはどちらかというと①時代に流されない普遍的なテーマ。友情、努力、勝利がかいまみれる。②また、勢いのある話しと絵があらいのがマッチしてる。


こういう系のギャグマンガは今まで「メジャーな雑誌にはのらなかった。」例外は「岡田あーみん」。



つまり<感覚/絵があらいギャグマンガは売れない>と編集者に切り捨てられていたのだろう。「珍遊記」はギャグのセンスがあれば読者はついてきてくれる(売れる。)と編集者に教えてくれた。現在、ギャグマンガが増えたのは「少年ジャンプに載った珍遊記」=それを認めた中村泰三編集者→中村泰三氏に感覚ギャグを見せつけた漫☆画太郎先生のおかげだ。


<でもなぜ漫☆画太郎先生が…>


多くの<感覚ギャグマンガ家>が一発で終わっている。これは必然。読者に感覚ギャグが飽きられるからだ。だいたい2作目をみるとヒット作品と同じような漫画だ。しかし、読者にしてみればもうインパクトは無い。


その中で漫☆画太郎先生が今でも受けいれられているのは漫先生は只の
<感覚ギャグマンガ家>では無い。


①<ストーリーもかける感覚ギャグマンガ家>だ。それは連載作品より短編作品によく表れている。エスカレーション、災いは口のもと、楽しい遠足、はストーリーがしっかりとつくられている。突拍子も無い意外性も最後には笑わせながらうまくまとまっている。


また、<感覚ギャグマンガ家>には無い


②「熱いハート(普遍的なテーマ、友情や道徳)」が見え隠れする。この2つが飽きない理由。


ただ、笑いが少なくストーリーせいが小さい感覚ギャグではなく、
<しっかりとしたテーマに基づくストーリーの上の><熱いハートを持った>感覚ギャグ漫画。こそ漫☆画太郎先生の作品だ。


(c)remocon@ 2001 copyright

 













 

   

 

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