|
【story】
日本のサラリーマンだった青年が会社をやめてアジア放浪に旅に出る。行く先々で出逢う人々に教わり経験したくましく旅を続けていく。タイ・ラオス・カンボジア・ミャンマー幾多の国を訪れ、次第にバックパッカー上級者になってゆく。
杉田君が訪ねた頃に比べると今のカンボジアは確実に平和への道を歩んでいるように思う。
確かにポルポト時代に残った爪痕は消えるはずもなく、今も町中に足のない人、指のない人が多々いる。
それでも闇の中からはもう脱却できているのではないだろうか?
[kenta' review]
アンコール遺跡群の中にあるバイオンの微笑みは果てしない温もりに満ち溢れた、それでいてどんな苦難にも耐え抜いてきた力強さを兼ね備えた最高の笑顔だと思う。日本という経済大国の中で22年間生きてきた自分にはもうあんな表情を作ることは到底できないだろう・・・。そんな微笑みを見ることができただけで、自分がカンボジアという国を訪問することができて本当に良かったと思う。
シェムリアップに暮らす人々はあんなバイオンの笑顔を毎日のようにでも見に行くことができるんだから、この上なく幸せ者だと思う。カンボジアの未来は光に満ち溢れている。もう一度カンボジアという国を訪問したい。そして、その変化をじっくりとこの目に焼き付けたい!
[arcam review]
久しぶりに心が晴れ晴れとして読み返してしまった.死体系,鬼畜系まんが全盛の中,素直に感動できるまんがに出会えた.
24歳の青年が,日本の会社を辞めてアジアへ旅に出るというオーソドックスな作りだが,やはり旅というものはドラマチックだ.
旅行初日に無一文となり,猿○石チックに話は進むが,人々との出会いや別れ,そういうものはたとえやらせだとしても感動してしまう.
特に元ポルポトのチャリンコおやじのシーンは,平和ボケした日本人には想像もつかない時代背景を含んでいる.
今日本であくせく生きている自分には,今の自分の生き方が本当に正しいのかすごく不安になってしまった.来年あたり,旅に出ようと思ってます(笑)
当時 ビルマで日本軍はずいぶんひどいことをしたという。
ビルマの人たちを強制連行し過酷な労働をさせて多くの人を死に至らせ、資源や食料・家畜などあらゆるものを強奪し、拷問や虐殺も日常的に行う残虐な支配者であったらしい。
なのに日本が戦争に負けビルマから逃げ出すときなんとビルマ人はそんな日本に米や塩をくれたのだという。
その話が事実かどうか俺にはわからない けど、このビルマの人たちならそれもあったかもしれないと俺は思った 無性に自分が日本人であることが恥ずかしくなった ― と同時に抑えきれないほど怒りと悔しさが湧き上がっていた。(本誌抜粋)
|