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書評

 

リバーズエッジ 宝島社 岡崎京子著  全1巻 905円(税抜き) 


登場人物は一見は皆、普通の高校生。しかし、クスリに手をだしてる子。手当たり次第男と寝る子。ゲイなのをかくすため女の子と付き合ってる子。ダイエットのため吐きながらモデルを続ける子。

皆、何か「嫌悪感」 「憎悪」 「虚無感」みたいなものを持っている。そんな穴を何かで埋めている。そして彼らは「幸運」ではなく「不運」である。
その「不運」は淡々と日常の中にあって、でも彼らはそれでも「生きている」。

 普段本を読んで大体読み終わった後に思うのは「よかったね」という半分どうでもいいような感想になるが、ここにはなんだか身近に感じる、起こらなさそうで起こりうる「不運」

死体を見て「落ち着く」と言い、宝物にして時々眺めに行くなんて普通ならもうかなりイタイ。

私達も虚無感を持ちつづけ、まだ「生き延びている」だけなのかも知れない。ただ「SEX」と「DRUG」で埋めているだけだ。


 

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