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【REVIEW】
これを読むまでぼくは古屋兎丸を理由もなく毛嫌いしていた。しかしいざ読んでみたらどうだろう。まだ大人になりきっていない女の子の自分を取り囲む世界への視点が、どうしようもなく美しく、限りなくグロテスクに、そしてとてつもなく純粋に描かれている。異常にクオリティの高いアート・ブックとしても機能している(デザインのセンスだけでもうクラクラしてしまう)。すでにこの世界の中で汚れきってしまった―大人になってしまった―ぼくらに、この本はどうしようもなく輝いてみえる。こんな本を作ってしまう古屋兎丸という人はいったい何者なんだろう。この才能はすごすぎる。アブナイ。ヤバイ。コワイ。それを天才と呼ぶなら古屋兎丸はまぎれもなく天才だ。
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