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雅 レビュー
さて、この漫画の主人公は、同性愛者なのだが「同性愛を描いた漫画かと言えば、少し違う。
潔く堂々と描かれる「他者との積極的な関係の中に生じる様々な問題の中の、ひとつとして同性愛が含まれているだけでこの漫画はあくまで「恋愛の前にあらゆる人間は平等に想い悩む」ことを描きたかった作品だからだ。
「完璧な恋人がいて、超ラブラブで最高にハッピィ!」という状態が死ぬまで続くなんてことはありえないし、ありえても、おそらくそれに満足しきれることは決してない。
しかしそれは勿論、不幸なことではない。
ありのままに想い悩む、想える悩めることがそもそも素晴らしいとこの漫画は思慮と同時に宣言しつづける。
まだ見ぬこれを読んでくれているあなたへ。
この作品は「わたし」と「あなた」の間にあるすべてへの賛歌である。勿論、あなたはあなたの感じ方で是非耳を澄ましてみてほしい。
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